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2008 12,05 02:38 |
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過去web拍手のお礼SSです。
神ルルの番外編。 特殊設定なので、お気をつけ下さいませ。 ※CP:Cルル…? ※神ルル番外編。 ※「神とオレンジと魔女と」のルルーシュサイド。 ※もしかしたら、ジェレルルになるのだろうか…?とか思ったり。(マテ) ※それらを踏まえてご覧下さい。 神とオレンジと魔女と -ルルーシュside- ルルーシュは見守っていた。 C.C.への宣言の通り。 そして、オレンジ畑に囲まれた農家に訪れたC.C.に、ルルーシュはため息をつく。 何故なら、ルルーシュは知っていたからだ。 ここがどこで、誰の家で、その家の住人にC.C.が以前、何を仕出かしたのか。 …その怒りは簡単には収まっていないだろうことも。 そして、その予想は当たっていた。 「…何かあったか?」 「貴様っ! 私の大事なオレンジの木を、面白そうだとかぬかして揺さぶり、出来の良さそうだったオレンジの実を散々落として駄目にしただろうがー!!!!!!」 C.C.の側で、ジェレミアの怒りの様を黙って眺めていた。 勿論、現在のルルーシュの姿は、C.C.以外には見えないようになっている。 その辺りに抜かりはない。 何しろルルーシュは神なのだから。 ジェレミアの様子は、ゼロによってオレンジ疑惑をかけられていた頃を髣髴させられた。 ジェレミアの後ろではアーニャが感心しているが、どこかズレている。 ルルーシュは、そんなジェレミアに申し訳ないという気持ちが競りあがってしまった。 『…C.C.、本当に覚えていないのか?』 「さあな。そんなこともあったかも知れんなぁ」 『お前…』 ルルーシュに向かって面白そうに嘯くC.C.に、ルルーシュが思わず半眼になってしまったのは仕方がないのではないだろうか。 コイツの性格だけは、いずれ何とかしないとジェレミアの胃が持たないかも知れない、と今更ながらの心配をする。 ルルーシュの生前から、心の底から自分に付き従っていたジェレミアのことは、ルルーシュもかなり気に入っていたからだ。 しかも、ゼロレクイエムに関しては、最後こそ「貴方の心からの願いならば」と頷いてくれたが、最初はかなり反対された。 おそらく、悩みに悩みぬいた上で従ってくれたのだろうことを省みて、ジェレミアには苦労をかけていたなと申し訳ないとも思っているし。 「それで! …なんの用だ」 「…もう収まったのか。つまらん」 「貴様を楽しませる為に怒り続けるのは癪だからな」 鼻息荒く吐き捨てているが、まだ内心怒り狂っているのがよくわかる。 …本当に、ジェレミアの胃と髪のことが心配になった。 その間にも、C.C.は話を進めていく。 「オレンジも、逢いたいだろうと思ってな」 「だから、気安く呼ぶなと………え?」 そして、C.C.が姿を現せと合図するので、ルルーシュは姿をジェレミア達にも見えるようにした。 ジェレミアからの戸惑いの視線を受けながらも、ルルーシュは微笑んだ。 ルルーシュの最期近くの微笑みは、まさしく今の神であるルルーシュの笑みだった。 何処までも自愛に満ち、透明な、心からの……。 「ま…さか、ルルーシュ様…!!?」 戸惑いながらも、どこか期待に満ちた呼びかけ。 その声に、ルルーシュははんなりと微笑んで応えた。 『……久しぶりだな、ジェレミア』 ――― 我が騎士よ…。 (このジェレミア、ルルーシュ様の為に最上級のオレンジを作ってみせます!) (そ、そうか…。だが…いや、ありがとう) (オレンジ。コイツの今の身体は投影だから、食べることは出来んぞ) (な…!?) (あ、コラ、C.C.!(折角黙っていたのに!)) (そ…そんな……!!!??) (涙が滝のよう…すごい) (…まぁ、この私がCの世界へ持って行けば、それも可能だろうがな) (もう聞こえてないと思うぞC.C.) ↓現在のweb拍手はこちらからどうぞ♪ PR |
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