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2010 05,26 00:05 |
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さて、『お人形さん(ドール)』の続き、2話目です。
※やっぱり1話が短いです。 ※とっても中途半端です。 ※シリアス……だった筈、なんだけどなー…(遠目)← ※ヤンデレになりきっていない、残念クオリティ。 ※ラストはハッピーエンドの予定。…きっと。(マテ) ※それでも良いと仰る方は、どうぞお進み下さい。 ロイドは、ルルーシュを愛していた。 そして、ルルーシュもその想いに答えてくれた。 2人は、恋人同士、という関係だった ――――― あの、『ゼロ・レクイエム』が完了する前までは。 02-起動(おこ)しましょう。 「ルルーシュ、様……」 ロイドは、ルルーシュの死後、ルルーシュそっくりなサイバロイドを制作した。 “ルルーシュ”を創るのだから、一切の妥協はせず、全てを完璧に。 そして、完成したのはつい先日のこと。 後は、 ……それが、ロイドに激しい葛藤を生んだ。 ――― これは、ルルーシュ様。でも、ルルーシュ様じゃない。 ――― 姿形は勿論、声もルルーシュ様と同じ。でも、ルルーシュ様じゃない。 ――― 思考も知識も嗜好も、ついでにドジな所も再現出来ていると思う。でも、ルルーシュ様じゃない。 最後には、『コレは“ルルーシュ様”じゃない』に行き着いてしまうのだ。 そして、ロイドは気づき、後悔する。 どれだけルルーシュそっくりに創ったとしても、それはルルーシュではないのだ、と。 自分は、“ルルーシュ”という存在の、高潔なる魂を愛していたのだ、と。 ロイドの口元には、自嘲の笑みが浮かぶ。 ――― 自分は、なんて愚かだったのだろう、と……。 一晩二晩とH-CB01“ 『起動させず、破棄しよう』と……。 その為には、セシルを呼ばなくてはならない。 折角彼女にも手伝ってもらったのに、申し訳ないとも思う。 よっこらせっと立ち上がると、身体の節々がバキバキ音をたてる。 「あ~…微動だにしなかったもんねぇ…」 苦笑しながら動こうとして、ふら付いてしまう。 よく考えなくても、動いていなければ食事すらしていないのだ。 ただでさえ徹夜の連続で、睡眠すら不足していたりもする。 そして、事故は起きた ―――――。 ポチッ 「…あ。」 ↓web拍手はこちらからどうぞ♪ PR |
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