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2008 09,25 23:22 |
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1000のお題集、お題0002、投下!
※時はR1。日常のほのぼの。 ※スザクの扱いが酷い…いや、コレぐらいは平気か? ※スザク好きさんは全力で後退してください。 ※スザクがお馬鹿。年齢疑うぐらい。 ※本来のスザクなら、コレぐらい出来るとは思います。多分きっと、がつきますが。 ※CPは無し。スザクとルル。(私にスザルルは書けません…) ※そして、間違えようがなくギャグ。(爆) やり直せ 「…よし! 出来たよ、ルルーシュ!」 「ほう、どれどれ……」 「ね、全問解けてるでしょ?」 ルルーシュの褒め言葉をまつその姿は、まさしく犬。 尻尾をブンブンと振って、ご主人様に褒められる(=褒美を貰う)のを待つ犬である。 「…確かに、全部の問題に答えは書いてあるな」 「でしょ? 俺だって、やれば出来る!」 満面の笑みで言うスザクに、ルルーシュは、フッと笑った。 スザクはこの問題を始める前に言われていたのだ。 『この問題を全問解いて正解したら、お前の好きなお菓子を作ってやる』 …と。 ちなみに、スザクの好きなお菓子は和菓子であり、今では中々手に入らない高級嗜好品である。 それを聞いたスザクは、鼻面に人参をぶら下げた馬の如く、猛烈にやる気を出した。 ちなみに、どうしてルルーシュが突然そのようなことを言い出したのかと言えば、スザクの成績が原因である。 先日、教師に頼み込まれたのだ。 『頼むランペルージ! お前なら出来る! 枢木に勉強の基礎を教えてやってくれ!』 (※スザクは、大事な基礎勉強をしなければならない年頃に日本がブリタニアに攻め込まれ、途中までしか出来ていない) 『…どうして俺が? それは先生方の仕事でしょう?』 『それはわかっているんだが…俺達だとどうしても、枢木の都合のいい時間に教鞭を取ってやる事が出来そうにないんだ』 『…俺なら、都合がいいときに出来るだろう、と?』 『あぁ、頼む。それに、お前に白羽の矢がたったのは……』 『……会長、ですか……はぁ。わかりました、やるだけやってみます』 『そうか! じゃあ、頼むぞ!』 その教師は、ルルーシュに勉強道具その他を押し付けると、イイ笑顔で立ち去った。 それこそ、背負わされていた重荷を降ろしたかのように…。 「(まぁ、スザクだって体力バカとは言え、こんな…基礎の基礎程度なら出来るだろう)」 そう、ルルーシュは思っていた。 このぐらい簡単だろう、まさかこんな…掛け算の九九すら入っているような、本当に基礎の基礎なのだから。 そう、思っていたのだ。 ……スザクの答案用紙を見るまでは。 「“やれば出来る”…ね」 「うわー楽しみだなぁ! 本当に食べてないからね、アレ!」 スザクは待てを言いつけられた犬の如くにルルーシュが動くのを待っている。 「なぁ、スザク」 「なに? ルルーシュ。今日中が無理だったら、仕方がないけど明日までなら待てるよ?」 ルルーシュは、スザクにニッコリと笑って言った。 「全問ハズレだ。やり直せ」 勿論、ご褒美のお菓子はお預け。 その日、スザクを怒鳴りつけるルルーシュの姿が夜遅くまであったと言う ―――――。 (何をどうしたら全問間違えられるんだ!) (えぇ!? 全問!? だって、これ100問あるんでしょ? 1問ぐらい…) (このぐらい、見ただけでわかるだろう! いくら体力バカだからって、脳味噌まで体力のことしか詰まってないのか!?) (そ、そんなことは…!) (なら、九九ぐらい解けー!!) PR |
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