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2008 11,02 01:50 |
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…ってな訳で(←どんな訳だ)、ハロウィンSSの続きです。
お楽しみ頂ければ幸いです。 ※CP:(今のところ)無し。 ※前中後編の中です。 ※ミレイが張り切ってます。 ※スザク? ニーナ? 誰それな勢いで登場していません。(爆) ※それでも良ければどうぞ! ハロウィン(中) ミレイから、ハロウィンパーティーの告知を受けた翌日。 パーティー当日である。 「さぁ、ルルちゃん! これを着て頂戴ね!」 「…ありがとう、ございます…」 「いえいえ、どう致しまして。あ、お化粧は衣装を着たあとにするから、ちゃんとこっちに顔を出してよ?」 「えぇ……わかってます、わかってますとも…」 ミレイから押し付けられた衣装を持って、遠い目をして薄ら笑いをしているルルーシュは、すでに現実逃避しているようだ。 だが、現実は逃がしてくれない。 …逃がしてくれないのはミレイだが。 「やはり女装か…いや、わかっていたがな…」 ふふふ…と力なく笑うルルーシュの姿は、あまりにも哀れだった…。 そして、本番。 「わぁ、ルル、綺麗ー…」 ルルーシュを見た瞬間、ルルーシュに見惚れた後に自分と比べてしまって落ち込んだのは、何を勘違いしたのか魔女っ子の格好をしたシャーリー。 見惚れながらも、それを表に出さないように必死になっているのは、フランケンシュタインの格好をしたカレン。(カレンの格好を見た瞬間、カレンに憧れていた男子生徒たちが嘆いたのは仕方がないのかも知れない…) 思わず口笛を吹いて、慌ててミレイに訂正しているのは、ミイラ男の格好をしたリヴァル。 ミレイはと言うと、小悪魔のような格好をしていた。 頭部からは小さな角、臀部からは細く長い黒い尻尾が生えている。 衣装としては、正直際どいと言えるだろう。(大胆過ぎッス、会長…!/嬉し泣き) そして…ルルーシュはと言うと。 「…セオリーと言えばセオリーですが、女装する必要性がまったく感じられないのですが?」 「あら。こんなに美人さんなんだから、文句を言う資格はなくってよ?」 それに、今更でしょ? ミレイの言葉に、ルルーシュは深いため息をつく。 ルルーシュは濃い紫のドレスを着て、肩からマントをかけていた。 顔には化粧が施されており、その美しさときたらまさしく絶世の美女。 妖艶に微笑まれれば、相手は自らその身を投げ出してしまうだろう…その牙の前に。 …そう、ルルーシュは吸血鬼の格好をしていた。 「魔女と迷ったんだけどね~。ルルちゃんの魅力は、魔女よりもこっちの方がより引き立つと思って」 「…そうですね…ハハハ」 乾いた笑い声を上げるルルーシュに、誰も何も言えない…あまりにも美人で、そして儚げ過ぎて。 そんなルルーシュの姿に、ミレイは今更ながら危機感を覚えた。 「(あらあら…ちょっと、コレはヤバイかしら~…?)」 格好としては、ミレイの方があられもないのに、襲われるとしたらルルーシュの方が可能性が高く思えるのは何故なのか…。 「(…まぁ、ルルーシュも男の子なんだし、それぐらいの危機回避ぐらいは出来るわよね! …きっと)」 僅かに不安を抱きつつも、ハロウィンの夜は更けていく……。 PR |
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